ご注意を〜

ここでは『TraumTur』様で配布されている質問を使わせていただいております。
小説風にしていますので、質問回答だけ見たいという方はこちらからどうぞ。


「どんなものも大丈夫、何でも読んでやるぜ!」という勇気に満ち溢れている方は、このままスクロールでお願いいたします。

















それで結局、仲がいいのか悪いのか。
判断は人に任せます。






● アレンが答える彼女について100の質問 ●






「ユウ!」


背後から響いてきた声に、神田は反射的に足を止めた。
しかしすぐに思い直して歩き出す。
心なしかスピードを上げて。
声をかけたのに振り返ろうともしない、そんな神田の態度に、追いかけてきたソイツはぶつくさ言った。


「ユウ!ユウってば、無視すんなよー」
「うるせぇ、ついて来んな」
「ひっでぇ!何さ、オレたち友達だろ!?」
「朝っぱらからテメェの相手をするほど暇じゃねぇんだよ」


それでなくても、どうせすぐに、もっとややこしい女が突撃してくるに決まっている。
今からラビで気力を消耗するわけにはいかないのだ。
しかしラビもさすがはあのバカ女の親友といったところだろう、めげずにまた神田に話しかけてきた。


「いいんかなー、ユウってばそんなこと言っちゃって」
「あぁ?」
「とてつもなく面白い物を手に入れたから、二人で楽しもうと思って持ってきてやったのに」
「興味ねぇよ」
「ホントに?」


冷たく切り捨てる神田の背後で、ラビが笑った。
それは何だかとっても楽しそうな声だったので、神田は少しだけ不審に思う。
何をこんなに面白がっているんだコイツは。
けれどやっぱり興味はないので、神田は無視して歩き去ろうとした。
その背に向かって、ラビがわざとらしく言う。


「『必読!アレンに直撃インタビュー!!今明かされるとの仲』」
「……………………」


神田は思わず足を止めた。
ラビはその様子に満足そうに笑って、さらに続ける。
その声は何かを読み上げている調子だった。


「『いつも常識離れした規模で大ゲンカを繰り広げている二人だが、一部の情報によるとイベントごとにプレゼントを贈りあったようだ。前々から“実は仲が良いのでは?”と疑われる二人であるが、団員代表として、この度その真相を暴きたいと思う』」
「……………………」
「うっわ、すっげぇ面白そうさ!いやー残念だなぁ、ユウと一緒に楽しく読もうと思ってたんだけど、興味ないんじゃしょうがねぇさー!!」
「……………………………………ラビ」


嫌そうに振り返った神田は、いつもよりもずっと低い声で言った。


「それは何だ」


指差されたのはラビの手にしている紙の束だ。
まるで新聞のようなそれを持ち上げて、ラビは答える。


「『教団報』さ」
「……何だそれは」
「前にコムイが暴走して廃刊になったんだけど、アレンとがあまりに“本当は仲が良いのか悪いのか?”って聞かれまくるから、ここで一発ハッキリさせようってことで、号外が出たんだと」
「……とてつもなくくだらねぇ理由だな」
「みんなが知りたがるのも仕方ねぇって。あいつら二人ともモテるから」


顔だけは天下一品だからなーと呟くラビを不機嫌そうに見やって、神田はため息をついた。
そうして距離を詰めて、ラビへと手を伸ばす。
霞むような速さで教団報を奪い取った。


「あれ?ユウ、興味ねぇって言ってなかった?」
「うるせぇよ、読んでるときに横で喋んな」
「相変わらず素直じゃねぇさ。ちょ、ユウそっち詰めて。一緒に読もうぜ」
「……騒いだら斬るぞ」
「騒ぐ内容じゃないことを祈ってるさ。ちなみにインタビュアーは二人のファンから選ばれた、屈強たる面々だって」


お互いに言いながら、神田とラビはそれぞれ教団報の端を持って、それを読み始めた。
最初はことあるごとに意見を交し合っていたのだが、徐々に黙り込む。
二人は朝の廊下のど真ん中で、ただ紙の上に目を滑らせていった。


















『必読!アレン・ウォーカーに直撃インタビュー!!今明かされるとの仲。

もはや“黒の教団七不思議”のひとつとなっている二人の関係が、ついに暴かれる!!
教団内には 「いやもうぶっちゃけあいつらデキてるんじゃね?デキてたらどーするよ自分ら失恋じゃん!?」 という危機迫る意見が多数存在する。今回はそれに応える内容とした。つまり確実に事実解明できる質問の数々を、アレン・ウォーカー氏をぶつけてみたのだ。その結果は以下の通りである。』








アレンが答えるについて100の質問 








■まず最初に。■



1.貴方のお名前を教えてください。



「ちょ、何ですか?突然こんなところに連れてきて……。これ拉致ですよ、犯罪ですよ!は……?なに?名前を言えって……アレン・ウォーカーです、けど。だから一体何なんです?え?今からについて質問するから、正直に答えろ……?




お断りします。(断言)




な ん で 
僕がそんなことしなくちゃいけないんですか!何の罰ゲームですか!そんなの絶対にごめんですよ!!」





2.貴方の立場を簡単に。



「すみません、僕の主張オール無視ですか。何をサラッと流して本題に入ってるんですか。そういう傍若無人な対応はとか師匠とか、嫌な面々を思い出すんで止めてくれませんか。………………、よく考えたら僕ってそういう人に振り回される運命を辿ってるんだよなぁ……。何だろうこれ、呪い?呪いなのか?うわ、今さらなだけにすごくショックだ……。


え?何ですか?絶望のあまり部屋の隅で落ち込んでいる僕に何か用ですか?今猛烈な勢いでのの字を書いてるところなんで邪魔しないでくださいよフフフ……。
質問に答えろ、だって?だから何で僕が……。〜〜〜〜〜〜〜〜っ、わかりましたよ!答えればいいんでしょう!?僕の立場は『黒の教団』に所属するエクソシスト!以上です!!」






3.貴方の愛する彼女の名前は?



あ い す る …… ?(愕然)

ちょ、すみません脳内で文字変換ができない……。これってについての質問なんですよね?つまり“彼女”ってのことなんですよね?それで何で“愛する彼女”とかになってるんですか!?え?あれ?僕ってのこと愛してたんですか!?ちょ、本気で意味がわからない!誰かー!誰か助けてください!何だか僕は恐ろしい陰謀に巻き込まれている気がします!!(混乱)






4.今回、何故この質問に答える気になりました?



なってませんよ。なってませんなってません。全然これっぽっちも、そんな気にはなってません。今だって逃げ出したくて仕方がありません。何なんですかこれ。どうして僕は逃げられないように拘束されてるんですか。しかも何だかカメラまでまわってるんですけど……。って、ティム!お前まで僕を撮るなぁ!!(ジタバタ)






5.彼女は今すぐ近くにいます?



「残念ながらいませんね。居たらよかったのに、淋しいな……。が居てくれたら、この胸に治まりきらない熱い感情を伝えられたのに。ダイレクトに拳に乗せて。
ああ、想いが大きすぎるあまりイノセンスが勝手に発動してしまう……。すみません今の状況の責任を取らせたいんで、誰かを捜してきてください。今すぐここに連れてきてください。そしてその首を僕に差し出せ……!!(怒)






6.彼女は何か言ってます?何か言ってました?



「何も言わせません。言う前に殺ります。(真顔)言葉より拳で語り合いましょう、!」






7.彼女は喜んでますか?喜んでました?



「喜ばせる自信はありませんね。僕は不器用ですから……、反応を見る前に殺り終えてしまうと思います。というか、そうします。それではまだ来ないんですか早くしてください」






8.彼女のこと、なんて呼んでます?



「今呼んでます。全身全霊で呼んでます。一刻も早く出て来い、!!」






9.彼女になんて呼ばれてます?



「嗚呼、こんなにもが“アレン”と呼ぶ声が聞きたくなる日がくるなんて。彼女は他にも僕のことを“腹黒魔王”と呼ぶけれど、今回ばかりはそうなりたい気分です。あの馬鹿、地獄の釜でじっくりコトコト美味しく煮込んでやる……っつ






10.貴方と彼女の関係は公認?



「公認です。公認で死闘を繰り広げる仲です。誰も僕らを止めません止めさせません。もういいからはまだですかぁ!!」






■では、彼女についてお訊きしますね?貴方はどのくらい答えられるでしょう?■






「なになに、何なの?何だか血相を変えた人たちに連れてこられたんだけど……。何やってるのアレン」
「それは僕が聞きたい」



「それって拘束椅子……?しかもカメラで撮影中……?」
「よくわからないけれど、絶対に君のせいです
「アレン……」
「?なに……」




「そーゆー趣味があったの……?」
「どーゆー趣味だ」





「いや、人様の趣向に口を挟む気はないよ?ないんだけど……、私まで巻き込まないで。(真顔)」
「巻き込まれたのは僕のほうだ……!」
「た、確かに苛められるよりは苛めるほうがいいけど……。だからってそこまでディープなのにはついていけないよ……。ごめんね…………
「何を真剣に謝っているんだ君は……!それに僕だってどっちかっていうと苛めるほうが好きです!いつも君を苛めているのは僕でしょう!!」
「え、私って苛められっ子だったの!?」
「苛めたくなるんですよ、君って!強気なくせに危なっかしくて、涙目になりながらも絶対に反撃してくるから、そりゃあ大変愉快で飽きません!!」
「苛めっ子っ、苛めっ子がいるー!」
「そもそも君は……!え?何、そんなディープな話してないで質問に答えろ?が来たのにまだ続くんですか!?」






11.彼女の歳は?



「はい?の歳……?知りませんよ」
「うん。アレンは知らないよね」
「というか、誰も知らないはずです。はブックマンに“庇護される者”ですから、そういう個人情報は全てアンノウンなんですよ」






12.彼女と貴方の年齢差は?



「だから、知りませんってば。たぶん僕のほうが年上ですけど」
「なんで!私のほうがお姉さんだよ。だってこーんなにしっかりした大人なんだもの」
「しっかりした大人……?誰が?が?………………ハッ。(嘲笑)
は、鼻で笑われた……!?






13.彼女の現在の立場、貴方との繋がりは?(学生、仲間、仕事の同僚などなど)



はエクソシストですよ。僕と同じ。同僚で、仲間です」
「ついでにライバルです」
「もっと言うと宿命の敵です」
腹黒魔王と勇者です
未確認生物と善良な人間です
「何をー!このなんちゃって紳士がっ」
「あぁうるさい。黙りやがってください、そこの万年暴走娘!」






14.彼女の性格は?



「え?何ですか?の性格を語れって? 



無 理 で す 。(断言)



精神的にも物理的にも不可能です。僕の繊細な心では耐え切れない苦行ですし、コレの生態を言語化することなんて出来ません」
「真顔で何を言ってるのかなアレンくんは。照れないでいいよ、どんどん私を持ち上げて!
「持ち上げろ、……だって?」
「うん。だって私ヒロインでしょ?ヒロインといえば問答無用で“可愛い”だの“素敵”だの絶賛されるものでしょ。どんなにアレなことをしても“アハハ仕方ないなぁ、コイツぅ★”で許してもらえちゃう、全女性が憧れる至高のポジションで」
誰だ!誰がこの馬鹿にこんな具体的な妄想を抱かせたんだ!たぶんラビあたりだろうけど、あぁもうとにかくそれは何か違うから!!」
「イメージ的には超人気アイドルで、深窓のお嬢様で、学園のマドンナ…………なかなか難しそうだけど、私がんばってそんなヒロインになってみせるよ!」
「ならなくていい!ならなくていいから!というか絶対に無理な設定だからそれ!!」
「なに?アレンは天使の生まれ変わりなお姫さまとか、妖精とお友達な病弱少女とかのがいいの?それともエルフの美女ツンデレ風味?異世界から召喚された女子高生な巫女さま?」
「ここの世界観まるで無視ですか、どんなRPGだ!そんなのが相手なら僕は喜んで主人公を辞めてやりますよ!!
「胸はボインかぺチャ、どっちがいいかな。これは長い間あっっっつい論争が繰り広げられてる問題なんだよねー。ちなみに私は」
「どうでもいい!本当にどうでもいい!よくそんなどうでもいいこと言い出せますね!!」
「よし、じゃあ食パン加えて“きゃ!遅刻、ちこく〜★”とか言いながら走ってこよう。誰か曲がり角あたりでぶつかってくださーい!(敬礼)」
「はい、もう理解してもらえたと思います。はこういう、最強最悪に馬鹿な人なんです。以上!!(自棄)」






15.彼女の特技は?



「いつでもどこでも暴走できること」
「それは特技じゃないよ。冷静に突っ込めるくらい駄目な回答だよアレン」
「じゃあ、常に悪目立ちできるってことで」
「いやいや駄目だって」
「そうですね……、という人は一般常識に囚われず自由に生きることができます。悪い意味で
「最後の一言はいらないかな!」
「豆乳等の健康食品と僕を不愉快にさせる成分で出来ていて」
「それはホントに特技じゃないよね!?」
「常時くびり殺してやりたい衝動を引き起こしてくれます。存在自体が腹立たしいです。
そこに居るだけでこんな気持ちにさせてくれるだなんて、すごいですね。何という特技」
「むしろどんなことでも私を罵る言葉に変えられるアレンのほうがすごいよね。何という特技!ばかーっ」






16.彼女の趣味は?



「健康に関する全てですね。食品を集めて、体を鍛えて……。でも本当はこれですよ」
「え?なに?私、それ以外で趣味なんかあったっけ?」
「無茶無謀」
「………………は?」
「無茶無謀をしでかすことですよ!もういつもいつもいつもいっっっつも!有り得ないことばかりやらかしてっ!!」
「そ……それはアレンにだけは言われたくない!」
「何で!」
「そっちのが無茶するでしょ!なんでも一人で解決しようとしちゃってさ!!」
こそ絶対弱音吐かなくせに!しんどい時だって誰にも寄りかかろうとしないじゃないですか!!」
「……………………」
「……………………」
「あれ?これだと私たち、似たもの同士……」
「……に、なっちゃいますね……」




「「有り得ない!!!(絶叫)」」






17.彼女の癖は?



「女癖が悪い」
「はいはーい。その癖じゃないと思いまーす。そして嫌な言い方するな」
「女性を見ると誰でもかれでも言い寄って……。本当に手に負えません」

「ちゃんと全員口説き落としてるよ!」
「胸を張って言うことか……!!(怒)」







18.彼女の口癖は?



「口癖と言うか……。(チラッ)」
「うん?そんなのないよね」
「…………………………照れかくしの時、絶対に怒ったような口調になります。喧嘩を売るような態度になります。でも顔が真っ赤なのでバレバレです」
「な……っ」
「あまりにあんまりなんで今まで突っ込まなかったけど……。わかってますからね?」
「な、ななな、何を……っ。カン違いも甚だしい!私がそんな……、照れたりするわけないじゃない!!
「現在進行形みたいですけど。…………鏡見たら?」
「見ないよ!そんなの有り得ないもの!見ない見ないっ」
「………………じゃあ何で今そんなに怒ってるの」
「アレンが変なこと言うからよ!ビックリしただけっ。怒ってなんかないし、喧嘩も売ってないし、照れてなんか絶対にないし、私は至って普通でもう平静もへいせ……っつ………………
?」
「し……舌噛んだ…………っ。(涙目)」
「………………、あぁ……。(おでこコツン)」
「いひゃい……。そんなんじゃな……、いたっ…………。うぅ……ちがうんだから…………」
「…………………………。(ばか。な子はかわいいなぁ)」
「…………アレン?」
「……よしよし」
「?」






19.彼女の身体的特徴は?



「小さい」
「ち……!?今のは侮辱の言葉よ!何てことを……っ」
「全体的に小さいです。僕もまだまだ男としてはそうですけど。は小さい」
「さんかい……っ、三回も言った……!」
「あと何だか派手ですね」
「は……はで……?」
「顔が強烈です。一度見たら絶対に忘れられません。髪の色とか眼の色のせいもあると思いますけど。金色で物凄く目立つんですよね」
「………………アレンって、さ」
「はい?」
「自称英国紳士だけど。詩的な表現とかって、出来なかったりするの。(半眼)」
「……………………、してほしいの」
「へ?」
「してほしいの。僕に。君のことを。詩的に語って欲しい?」
「…………………………」
「長々と。切々と。美辞麗句を並べて、君の見た目を評してほしい?花だの蝶だのって、そんな恥ずかしい台詞を言われたいの
「……………………い……っ、嫌だ……!!(どーん)」
「でしょう?そんな気持ち悪いこと」
「うん、気持ち悪い!」
「(何だかのことは見た目で語りたくないんだよなぁ……。美人だから)」
「(何だかアレンには誉め言葉を言ってほしくないなぁ……。恥ずかしいから)」







20.彼女の身長体重知ってます?



「知りません。知りたくありません。特に体重」
「何で?私が公開している数少ない情報なのに」
「……じゃあここで、皆さんに発表してみてくださいよ」
「いいよ。私の体重はリンゴ3個分です!









ドカァッ!!!









「その嘘は聞き飽きた……!(怒)」


「い……っ、痛い!痛いよアレン!椅子に縛られたまま飛び蹴りとか何しやがってるの、無茶しないで!!」
「うるさい馬鹿。僕は君のためならどんなことでも出来ますよ……!」
「そんな愛はいらない!」
「とりあえず君は世の中の人々に謝ってください。主に赤いリボンをした白い猫を愛している方々に土下座してください
「何て著作権に配慮した呼び名……。大人の事情がわかる子になったんだねアレン」
「わかってないのは君だろう!プロフィール欄に『身長:リンゴ5個分、体重:リンゴ3個分』なんて書いて……。相手は大手です。告訴されたら勝ち目はありませんよ!!」
「ちなみにペットも飼ってます。猫とネズミちゃんです。猫が猫を飼うとはこれ如何に。そしてネズミをどうしろと?は……っ、もしかして遭難した時とかのひじょうしょく








ドガァァァアアアンッツ!!!!!








「黙れ。本当に黙れ」


「アレン、アレン、アレンくーん。キャラが違う。顔つきが変わってる。仮にも紳士を名乗ってるくせに女の子を蹴り倒すとは何事なの。君は己に与えられた設定も守れんのか!と激しく問い詰めたい気分ですよ?」
「僕は君に、もう少し生きていく上で大切なものを守れんのか!と激しく問い詰めたい気分です。特に権利とか侵害とか裁判とかもっと気にして生きていけ」
「ごめん、私ガラスの十代だから。子供の夢を忘れて、世の事情もわからない青少女なの
「思春期を盾に取った……!」
「この年頃の子は好きなものを真似したくなるものでしょ?私は赤いリボンをした白い猫ちゃんが好きなんだもの。だから身長も体重もお揃いに」
「するな、今すぐ訂正しろ!!!(激怒)」






21.スリーサイズ(笑)は言えますか?



「す……?スリーサイズって……っ。(笑)じゃないですよ!」
「うん、アレン知ってるよね?」
「………………!!!」
「前にラビに吹き込まれてたでしょ。アンケート結果発表の時に」
「〜〜〜〜〜〜っ、そう、です、けど……」
「じゃあ言えるじゃない。どうぞ」
「は……?はぁ!?
「なに。ホラ早く」
「い、言えるわけないでしょう!?」
「ええ?どうして。アレン言わないなら私が……」
あああああああっ、言えません言えません!知ってましたけど忘れました!さっぱり思い出せません、すっかり忘却の彼方です!だから次いきましょう、ハイ次です!!
「うわっ、なに……。つ、次?次だね」
「うん、忘れたから次に……。(嘘だけど。本当はバッチリ覚えてるけど……っ)






22.彼女の好きな食べ物、飲み物は?



「健康食品。豆乳」
「何とも簡潔なお答えで」
「でも実はクセのある味が駄目なんで、食べるの苦労してたりします」
「ええっ、何でバレて……!?」
「あとリナリーの手前隠してますけど、コーヒーが苦手です。苦いのが嫌いらしいです。お砂糖とミルクを馬鹿みたいに入れないと飲めません」
「どうして知ってるの!?」
「基本的に子供舌なんですよね。僕も人のこと言えないけど」
「ちょ、アレン……それらの情報はどこから……!?」
「あぁ何だか嫌いな物ばかり言ってしまいましたね。でもってそれ以外は大体好物なんで。このほうが手っ取り早いというか」
「アレンくーん!!(叫)」
「次いってみましょうか。(笑顔)」







23.彼女の好きな色は?



「え……。知らないです。(本当に)」
「好きな色、かぁ」
、あんまり私物持ってないですし……。持ってても健康増強グッツだけだし」
「ああ、うん。そうだね」
「色とか物の好みは……。機能的じゃないものは好きじゃないみたいだけど」
「装飾過剰なのはちょっとね。好きな色……、は」
「うん」
「汚れが目立たない色……?」
「は……?何ですかそれ。しかも疑問形……」
「いや、私いつも動き回ってるから。血やら何やらで汚れると困るのよ」
「それは“好き”とは言わないですよ」
「ええ?えーっと……じゃあ親しみを感じる色は、…………黒と赤?
(神田とラビの色じゃないですか)
「あとは、…………」
「………………何ですか。じっと見て」
「白、は」
「……………………」
「汚れが目立つよね」
「そうですね、そうですそうです、そうでしょうとも!!」
「あんまり綺麗で眩しいから、目が痛くなるときがあるよ」
……………………金色のほうがよっぽどだ
「ん?何て言ったの?」
「何でもない」
「?」
「ただ…………、僕も好きだって言っただけ」






24.彼女の好きな花は?



「は、花……?これはまた難しいことを……。そもそもって花とか好きなんですか?」
「ん?うん、好きだよ。匂いがきついのはあんまりだけど」
「へぇ……。何でも?」
「何でも」
「じゃあ今度あげますね」
「え……?ええ?」
「とっても珍しい古代植物なんですけど。是非プレゼントさせてください」
「プレゼント?アレンが私に……?」
「はい。綺麗な綺麗なお花さまを
……………………“お花さま”?
「ちょっと人を襲う癖がありますけど、食べられちゃっても僕は困らないんで。むしろそれが狙いなんで。存分に可愛がられちゃってくださいね!(笑顔)
あんたクロちゃんとこの食人花を私に押し付ける気か!そして食われろって!?前代未聞だよ、そんな殺意に満ちたプレゼント!!






25.彼女の好きな場所は?



「うーん、って神出鬼没なんで……。あえて言うなら高いところ?」
「何で?そう思う根拠は?」
「“馬鹿と何やらは高所が好き”」
「全力で失礼な返答だね!しかも言い伏せるところ間違えてるよ、思い切り馬鹿って言っちゃってるよ!!」
「じゃあ嫌いなの」
「……………………す、好きです」
「でしょう?」






26.彼女の好きな人、親しい人は?



「親しい人は挙げたらキリがないんで割愛します。好きな人は……」
「うん、好きな人は?(キラキラ)」
「…………………………………………………………………………クロス師匠」
「あったりー!初恋でした、大好きでした、今でも私の憧れの君です!クロス元帥のためなら例え火の中水の中っ
「じゃあちょっと待っててください」
「へ?」
「今すぐ火炎放射器と放水ジェット持ってくるんで」
「ほ、本気でするつもり……まさかね。そんな、いくらアレンでもそこまで物騒な物は持ってるんですかスミマセンごめんなさい放射口を向けないで止めて止めてやめてぇぇぇええええ!!!(絶叫)






27.彼女の親友知ってます?



「あーアレですよ。何か赤いウサギ」
「うわぁ、愛のない言い方……」
「これが僕の精一杯です」
「ガッツが足りないよね」
「………………僕にラビのことを愛と根性を持って語れと?(低音)」
うん、ごめん何か恐ろしいことになりそうだから次いっちゃってもいいかな!?(汗)






28.彼女はモテますか?



「…………………………」
「あれ?ねぇアレン、質問きてるよ」
「いや、わかってますよ。わかってますけど…………」
「嫌そうな顔」
「嫌なこと聞かれましたから」
「とりあえず答えたら?そうしたら次にいけるし」
「…………………………は、モテますよ。見た目だけは完璧ですから」
「へぇ。そうなんだ」
「うん……」
「アレンはモテるよね」
「…………そうなんですか」
「うん、可愛いもの」
「…………………………。(かわいい、だぁ?)」
「特に年上のお姉さまに騒がれてるかな。入団当初はジェリー料理長がキャーキャー言いまくって」
「ごめん、何だか色んな意味で君の口から聞きたくないです黙れ?(笑顔)






29.ライバルはいますか?



な ん の ライバルですか。(低音)」
「むしろ私とアレンがライバルだよね」
「ああ、そう。そんな感じ」
「うんうん」
「そうだよね。(君自身が一番の強敵だ!)






30.よく……嫉妬しますか?



嫉妬……?(超低音)
「うん、するする。私はするよ。アレンがモテてるとすごくジェラシー!女の子に人気で羨ましいっ」
「ああ、だったら僕は嫉妬なんて可愛らしいレベルなんて通り越してますね。すでに殺意めいた何かに変貌していて
「いや、ソレずばりそのものだと思うよ?そんな暗黒オーラ垂れ流しておいて何を殊勝な……!(涙目)






■貴方の彼女に対する想いを教えてください〜♪■






「いいですよ?なんなら、教えるどころか実践してみせましょうか?(微笑)」
「ヤメテ!それって私が命の危機に陥れられる現象だから!完膚なきまでに残念な結果に終るだけだから!!」
「うん、それって僕からしたら問答無用で愉快な事態なんだよね。(黒微笑)」
「(す ご い 顔 で 笑った……!)」
「嫌だな泣くのにはまだ早いですよ?(形容不可能な微笑)
「すみませーん、私ちょっと両膝抱いてお花畑を夢見ながら生まれたての小動物の如くプルプルしていていいですか!?(号泣)






31.コレ大切。彼女のこと好きですか?



「…………………………」
「怖い怖い怖い怖いアレンこわい……!」
「(が絶対に聞いていないのを確認してから)………………………………………………………………嫌いではありません、よ」
「殺される、絶対に殺されるー!!」






32.愛してますか?



「………………っ、すみません。これは何ですか。拷問ですか。拉致監禁の挙句に最高の仕打ちですね!」
「ア、アレン?なに?何で顔赤いの?怒ってるの……!?」
「ええ、まぁ今すぐ君をひねり潰せるくらいには気持ちが高ぶってますよ……!
「ああああああああ、もうホント心から謝るんでこれ以上アレンのこと刺激しないでくださいお願いしまーす!!(必死)」






33.良かった……。では、彼女との出会いは?



「何が良かったのかまったくわかりませんが、出会いは…………。出会い、は………………思い出したくありません。(キッパリ)
「あぁ……。あの、初対面のときのことは触れない方向で……。アレンの心の闇になってるっぽいんで……」
「ええ、それはもう完全にトラウマですよ。無実潔白の僕が何故だか殺されかけたんですよね、しかも人違いとかいう本当に有り得ない理由で!!
「いや、それについては全面的に私が悪かったと思うけど。それ以降、仕返しと称して何度も何度も何度も抹殺されそうになっている私の立場は?あれ、何かおかしくない?気のせいかな!?(汗)」
…………。(じっ)」
「な、なに…………」
気のせいです。(にこやか)
(反論を認めない 超 絶 笑 顔 …… !!)






34.彼女の第一印象は?



「えっと、何ていいますか……、最悪。(超キッパリ)
「最も悪いと……」
「ええ、もう今まで生きてきた中で最低最悪でした。本当に殺されそうになったんで、こちらも殺意が沸きました。誤解が解けた後も鬱陶しいのなんのって……」
「……………………」
を告訴すれば絶対に勝てますよ、僕。それくらいの仕打ちは受けましたからね」
「そ、そんなのアレンだって……っ」
「何」
「………………っ、そ……そんなに…………」
「そんなに駄目だったよ、君は。おかげで楽だけど」
「………………は?」
「だから、楽でいいよ。君には遠慮しなくていい。そんな必要どこにもないから、僕は“僕”で……、自然体でいられる」
「は、はぁ……」
「今まで、ずっと、そんな相手いなかったから。…………すごく」
「すごく、本性全開だよね!?(冷や汗)
「…………………………………………うん、おかげでイノセンスの発動も全開になりそうだ。(超低音)
アレン、アレン!そんなのもうとっくにだよ……っ。(恐怖)






35.初めて交わした言葉は?



「すみません、覚えてないです」
「私も覚えてないなぁ」
「いや、そうじゃなくて。最初、君には言葉が通じなかったんですよね」
「え。あれ?ちゃんと英語だったよ、ね?」
「言語的にじゃなくて、種族的に。ほら、って未確認生物だから
「人間否定ときた!」
「僕が何を訴えても聞かないし、理解してくれないし、わけのわからないことしか言わないし……。(俯き)」
「ど、どれだけ私を駄目な奴だと思って……」
「あぁ、あの時の記憶は全て忘却の彼方に追いやりたいものです……。(わざと顔逸らし)」
「(そんなに……!?)ご、ごめん!ごめんね、ホントにごめんなさ……っ、あ、あの、アレンぎゃあっ!!(転)
(焦って椅子から転がり落ちるとは、相変わらずイイ反応。おもしろいなぁ……)






36.付き合ってどれくらい経ちます?



「付き合っ……?ああ、知り合ってどのくらいってことですか?ですよね!(無理矢理)」
「え、っと。どのくらいだろ……?」
「何だか長かったような短かったような……」
「どっちにしろ濃かったよね」
「ええ、有り得ないほどの濃度でしたね。強烈過ぎて、どれくらい経ったのか記憶が吹っ飛んでます。(本気)






37.告白したのはどちらから?



「こくはく……?告白!?
「何の?」
「告白って……っ」
「なに?何なの?アレン、私に打ち明けることでもあるの?」
「あ……、あるといえばあるんですけど、それはまだ先の話っていうか…………ねぇ!?
「いや、同意を求められても……。うん、じゃあ待ってるね」
「う、うん……。待ってて」






38.告白した時、された時。相手の反応は?



「だからそれはまだ今後の話なんで!」
「ね」
「どんな反応するとか想像を絶するんで!というかあんまり考えたくないっていうか!!
「だそうです。何だかアレンが壊れそうなんで次どうぞー」






39.彼女の好きな所を語ってください♪



「…………………………ちょっと耳塞いでて」
「は?ってゆーかコレってどういう……」
「いいから全力で塞ぐ!!」
「はいっ!(反射)」

「絶対に本人には教えないでくださいよ。(がきちんと耳を塞いでいるのを確認してから小声で)
…………………………………………………………いろいろあるんですけど。というか、そう簡単にコレを語ることなんて出来ないんですけど!」
「?アレンー、まだー?」
「一番は、……一番好きなのは、やることなすこと信念があるところです。すごく強くて、でも弱くて…………、あたたかい人だと思いますよ。………………っつ、絶対に言わないでくださいね!!(真っ赤)
「ねぇ、もういい?」
「…………………………もうちょっと、駄目」
「だめ?駄目って言ったの?」
「(せめてこの熱が引くまでは……)、だめ
「?」






40.彼女の嫌いな所はありますか?



「たくさんありすぎて語れません」
「な……っ、聴覚が復活した途端にすごい台詞が聞こえたよ何なの!」
「さぁ、何でしょうね。じゃあまた聞こえないようにしてあげましょうか?(耳ぎゅーっ)」
「い……た、痛いってアレン!」
「…………………………………………気に食わないところなら、語りつくせないほどあるけれど」
「なに?何て言ってるの?」
「嫌いなところなんて……」
「聞こえないよ」
「…………………………。(パッ)」
「わっ、今度は急に離すのね……。ねぇ、さっき何て言ってたの?」
「ないよ」
「え?」
「何もないよ、って言ったんだ」






41.彼女の困った所はありますか?



「無茶無謀しかしないところ」
「だからそれ、私もアレンに思ってるんだって」
「じゃあ女性が大好きなところ。必要以上に構い倒すところですね」
「そっちだって人のこと言えない。エセ英国紳士のくせに」
「エセはいりません。じゃあ……、男性と平気でベタベタするところ。これは、本当に」
「?みんな友達よ。知らない人に懐くわけじゃないって」
「……………………っ、だからその認識を改めろって、あぁもうすみません前言撤回です!は存在自体が困ったものでした!!






42.やめて欲しいことは?



「さっき言ったこと全部です」
「私はアレンに言葉少ななところをやめて欲しいです。何で怒っているのかわからないときが多いんだよね」
「それは、君が馬鹿なだけ。(つん)」
「だからっ、そーゆーのが……!」
「何ですか」
「(そんなんだから、いつも、“ごめん”って言えないの…………)」
「??」
「(ちゃんと謝らせて。気持ち、教えてよ……)ばか






43.彼女のこと可愛いと思う瞬間は?



「…………………………………………何だかよくわからないけれど、たった今そう思いました」
「……………。(そっぽ向き)」
「(うわぁ、顔赤い。目も潤んでる。何?怒ってる?でも、ちょっと切なそうだし……。意味がわからない訳もわからないかわいい)」
「………………………っ。(俯き)」
「(きんいろが、揺れてる。目大きいな睫毛長いなぁ、何であんなに肩に力が入ってるんだろう。泣く?泣きそう?有り得ないな、ないないかわいい)」
「…………………………ア、…………。(ちらり)」
「(う、わ…………何だあれ、なに…………)」
「アレン、あの……!」
「何なんですか君はっ!!」
「は…………?」
「ちょっと直視できない感じなんで、しばらく僕に話かけないでください……!!」

「………………………………。(やっぱりアレンってよくわからない……)」






44.初デートは?



「でーと……?デートときましたか……」
「……………………」
「二人で出かけたことならありますよ。………………全部、任務ですけど」
「……………………」
「(何だか大人しいな……)?」
「しばらく話かけないでとのご要望がありましたので静かにしています。アレンは気にせずにさくさく質問に答えちゃってね」
「……………………。(あぁ、拗ねたな)






45.初キスは?



「き……っ!?」
「……………………」
「………………………………。(ちらり)」
「……………………。(特に反応なし)」
「(に絶対に聞こえないように小声で)………………、クリスマスに。彼女が間違えてお酒を飲んだときです、ね。向こうは覚えてませんけど






46.指輪あげたことありますか?



「ありません。あげても困ると思います。手とか腕につける装飾品は、動きの邪魔になりますから」
「…………………………」
「………………、ねぇ
「……………………なに?」
「ペンダントなら、あげたことあるよね」
「ああ……、コレでしょ?」
「うん。………………ずっとつけてくれてるんだよね?」
「お、お守りだからね!それに、アレンがそうしてって言ったんじゃないっ。(赤)」
「ははっ!…………僕はこれで充分なんで。いつか、指輪をはめていても邪魔だなんて思わない状況になったら、あげますよ」
「?何で?指輪くれるの?」
「うん。お守り」
「そ、そうなんだ。ありがとう……」
(全部終った後も一緒に……一生いっしょにいられるようにっていう、お守りだよ)






47.彼女にプレゼントを贈るとしたら?



「え?花ですかね
「食人花ね!食われろってねっ」
「何か不満でも?(笑顔)」
「あるよ、あるに決まってる!」
「じゃあ君は何が欲しいの」
「え。え、っと。そうだね……プレゼント、か。私がアレンにあげるとしたら」
「何で僕。君のことを聞いてるのに。……まぁいいや。くれるとしたら、何?」
「やっぱり食べ物……かな」
「ああ、嬉しいですよ。大好きです」
「……………………私の手作りでも?」
「…………………………………………いいよ。食べれるのなら、食べる」
「アレンって度胸あるよね……。誰もが嫌がるっていうのに。これはもうお礼に私の全てを捧げるしかないのかなぁ
「…………………………!?!?!?」
「(気持ちとか感謝とか。全部捧げて、作ってあげるべきだよねぇ。あんな不味いもの食べてくれるんだから)」
「…………く、くれるの?」
「ん?」
「君のこと、僕に捧げてくれるの」
「うん。それくらい当たり前じゃない?」
「(絶対そういう意味じゃないってわかってるけど)……っ、いつか絶対食べてやる
「?うん、食べてね」






48.彼女が喜ぶ時はどんな時?



「えーっと……。(ちらり)」
「なに」
「………………………………一緒にいて楽しい、みたいなこと言うと喜びますよ
「え?ええっ」
「口では何でもないって言いますけど。表情とか態度で丸わかりです。子供みたいにはしゃいでます」
「ええええええっ」
「あとは食事とか鍛錬とか誘ったとき、かな。…………ラビとか神田でも同じ反応だけど」
「な、ななななな……っ、そんなこと!」
「ないの?」
「あるけど!」
「…………………………」
「…………………………」
「………………、って」
「黙って!何も言わないで!ごめんもうわかった、わかったから!!(真っ赤)」
(ほんと……どうしようもない、ばかな人だなぁ)
「うわーうわーそんな笑顔でこっち見ないでぇ!!(さらに真っ赤)」






49.彼女が泣く時はどんな時?



「ないです。は泣きません」
「あぁ……、昔いろいろと決めたことがあるんで」
「でも、嬉しいときは普通にボロボロ泣くよね」
ぼろぼろ!?そんなに?」
「泣いてますよ。新しい健康食品を手に入れただけで号泣じゃないですか」
「あ、あれは!だって入手するのにすごく苦労したんだよ!支部に電話かけまくって、任務先で調査して、人脈と運だけを頼りにさぁっ」
「そんな豆乳ストーリーには興味ありません。(冷ややか)」
「豆乳だけと思うなよー!!」

「何だか健康食品冒険譚というものすごく興味のない話が始まりそうなんで、とっとと次いきましょう。はい、颯爽と話題転換!(テキパキ)






50.彼女が怒る時はどんな時?



「思 い 出 し た く な い !(力説)」
「なに?何でそんなに嫌がるの?」
って人はちょっと小突いただけでぷんぷんするんですけど、本気で怒ったときはそりゃあ恐ろしいのなんのって……!」
「そ、そんなに……?」
「しかも絶対に殴ってくれないし、最終的には容赦なく切り捨てるし……。あんなひどい怒り方されたことありませんよ…………。(落ち込み)」
「え、えっと……。ごめんね、何だか心の闇にしちゃったみたいで……。(汗)」


「詳しくは『永遠の箱庭 EPISODE10』で!!」
「どさくさに紛れて宣伝したー!!」







51.彼女が他の男の子と楽しそうに歩いてます。どうする?



「どうするも何も……、そんなの日常茶飯事です
「それでアレンも話に混ざってくるよね」
「ええ、君の楽しそうな顔は非常に腹立たしいので。(笑顔)」
「よくほっぺたつねられます。そしてこの笑顔で暴言を」
「日常茶飯事です。(超笑顔)」






52.彼女が隠し事!さぁ、何を隠してる?



「また勝手に僕のお菓子を食べたな……!」
「これ隠し事を想定した話でしょ?何で本当に怒ってるの!?」
「いや、昔の怒りがぶり返してきて……。、この感情を受け止めてくれるよね?(小首傾げ)
「そんなこと可愛くお願いされてもなぁ!(涙)」






53.彼女が浮気しました。許せる?



「許すも何も……。そんなこと、させないんで。(低音)
「え?うわき?浮気でしょ?それの定義って、配偶者や婚約者がいながら他の異性に惹かれて関係を持つこと。だと思うんだけど……?」
「絶対に、させないんで。(超低音)」
「(私もアレンも恋人いないのに何でそう断言するのかよくわからないけれど突っ込んじゃ駄目だ突っ込んじゃ駄目だ突っ込んじゃ駄目だ殺される……!!)






54.彼女に大嫌いと言われました。どうします?



「……………………、言われたことないのでわかりません」
「うん。無理な笑顔に対しては言ったけど。アレンに大嫌いなんて」
は言わないです。悪意を持って、人を傷つけるようなことは。反対に大好きはよく言ってますけど」
「感情は示さないと伝わらないものだから、ね」
(…………僕は、まだ言えないし。言われたこともないけどね…………)






55.彼女に別れようと言われました。どうします?



「理由を聞いて、納得したら別れるんじゃないですか。(投げやり)」
「一般論な上にあやふやな口調だね」
(まずそういう関係になれるかどうかの方が大問題なんだよ、本当に難関なんだよ……!!)
「な、何で睨むのー!?」
「いや、もう手っ取り早くをこの世から別れさせたほうがいいかな……って
「思わないでー!!(怯)」






56.喧嘩はしますか?



「しますよ。しょっちゅうです」
「むしろ喧嘩していないときの方が少ないよね」
「日々、悪口大会開催中です」
「ホント毎日毎日……。自分でもよく飽きないなぁと思うよ」
「そんなの……飽きるわけがないでしょう。(つん)」






57.でも、嫌いにはなれないんですよね。仲直りの方法は?



「仲直り……、仲直りなんてしたことありました?
「ないよ!」
「ないですよね」
「あまりに頻繁に喧嘩するんで、いちいち和解とか」
「してる場合じゃないっていうか」
「な、何か喧嘩が共通の趣味みたいになってる…………」
「今さらだけど……、僕達って奇妙な仲ですよね…………」






58.休日はどうすごしますか?



「え?ごはんをお腹いっぱい食べてます」
「私は寝てるかなぁ。それか鍛錬場に入りびたり」
「絶対に会うよね。食堂か鍛錬場か、君の部屋で」
「アレンがいい加減に起きろーって殴りこんでくるんじゃない」
「だって、あんまり眠って君の脳みそが溶けたら……今以上に可哀想なことになってしまうじゃないですか!!(叫)
「あんたに蹂躙されるほうがよっぽど可哀想でしょうがー!!(叫)」







59.彼女の私服姿、どうですか?



「どう、と言われても……」
「あんまり着ないからね」
「着ていても、それは他の誰かが選んだ服ですから。リナリーの趣味は女の子らしすぎるし、ラビの趣味は……有り得ません問題外です
「そうなの?」
「ラビの好みはいやらし……嫌なんです。露出過多なところが、もう……」
「動きやすいよ?私としてはそこが一番重要かな」
「駄目です。はもっと慎みを持って生きてください!






60.彼女にして欲しい事とかありますか?



「もっと慎みを持って生きていってください!!」
「二回言った!」
「何度だって言ってあげますよ。君はただでさえ悪目立ちしているんですから、人一倍殊勝になるべきなんです」
「はぁ」
「あと……、あとは………………」
「?」
「も、もうちょっと、僕を頼ってくれても…………」
「信頼はしてるよ?」
「それは知ってるけど、そうじゃなくて……!あぁもういいです!僕が自分で何とかしてみせますから!!






■ちょっと……際どい質問行って見ましょうか?■
飛ばしてQ91に言ってくださっても結構です。






「際どい?際どいってどういう……?いえ、でも飛ばすなんて」
「そんな失礼なことできないよね。これ100の質問なんだし」
「そうです、飛ばすと数字が狂ってしまいます。ちゃんと答えますよ」






61.彼女とはもう寝ました?



「寝た?同じ場所で眠ったことならありますけど……」
「何でそんなこと聞くの?」
「さぁ……。(嫌な予感)






62.初エッチはどこでした?



「すみませんやっぱり飛ばしてくださいすっ飛ばしてください今すぐ飛ばしてください僕たち未成年なんでこれは駄目です答えられないです、どうしてもって言うなら代わりにの意識を飛ばしますよ!!!(大声)
「なんで私ー!?」





回答者の強い要望によりQ.91に飛びます。ご了承ください。






■さ、そろそろ最後です〜。■






「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っつ。(真っ赤)」
「アレンくん、隣で声をかけづらい雰囲気を爆発させるの止めてくれませんか」
「……っ、大丈夫。もう終わりだから。拉致されたのも拘束されたのも責められたのも焦ったのも、全部終わり」
「ついでに私の命も終らせないでね……?(切実)」






91.今、恥ずかしいですか?



「いえ別に!!」
「(顔赤いよ……。でも、それ言ったら私が真っ赤にされるんだろうなぁ……血で)」






92.ここまで答えてくれましたけど、彼女について貴方は理解していました?



「いえ。理解不可能な人物であることを再確認しました
「相変わらず私を未確認生物扱いですか」
「だからこそ一緒にいるんだよ」
「え?」
「わかりきった人の傍にいて何が楽しいんですか。僕は君をとことん解明してやるつもりなんです」
「……………………」
(それこそ、願うならば一生をかけて)
「い、一緒にいて楽しい?」
「え?うん。君ほど見ていて飽きない人はいないよ、本当に。(微笑)」
「そ、そっか……。(微笑)」






93.彼女は理想に叶ってます?



「いいえ。むしろ外れまくってます
「言うと思った。てゆーかアレンの理想って?」
「良識があって、落ち着いていて、穏やかな人」
「大人な人が好きなわけね……」
「好きというわけでは……。理想です」
「どう違うの?」
「(だって、理想は大人しくて清楚な女性だったのに。実際はコレだもんなぁ……)」
「な、何なの?そんな残念そうな目で見ないでよー!(汗)」






94.今後彼女に望むことは?



「あんまり僕を振り回さないでください」
「そ、それは私の台詞ってゆーか……あんまり私を命の危機に陥れないでください。(切望)」
「それは無理」
「笑顔で即答した……!(絶望)」







95.貴方が彼女にしてあげられることは?



「え?えーっと……。“これからも遠慮なく挑みかかる”?
「うん、もうわかってるよ!全力で受けて立ちますとも!!」






96.彼女の幸せのためなら何でも出来る?



「“何でも”は無理です。やってはいけないことをしても、は喜びませんから」
「え……」
「?何?」
「や……、あの……」
「何なんですか」
「い、今の……。そう思ってくれてるの、嬉しいな、って…………
「…………………………」






97.さぁ、そろそろラストです。感想は?



「は、早く開放してください……っ!(赤)」
「………………………………。(赤)」






98.彼女の周りの人へ一言。



「一言では無理です。とりあえずラビ辺りから呼び出して話をつけたいと思います。神田とは一騎打ちですね。後は全員まとめて葬りますよ。…………うん、完璧だ
「完璧な抹殺計画だよ、絶対にやめてね!






99.彼女の生みの親へ一言(この場合は作者でも何でも……)



「(絶対に聞こえないような小声で)……………………、もうにひどいことしないで下さい
「な、何か負の殺気が爆発しているのでつぎ!次お願いします……っ」






100.彼女へ一言。……と言わず愛の告白を♪



「ようやく最後ですか……。って、何ですかこの無茶な要望は!
「これからもよろしく〜をしてください、ってことじゃないの?」
「………………違うと思うけど」
「?まぁ、いいのかな。終了みたいだし、縄ほどいて食堂でも行こうよ」
「!?一緒に……?」
「うん。お腹すいたでしょ」
「空いた。もうペコペコだ」
「んじゃあレッツゴー。あ、アレン」
「え?」
「お疲れさま」
「………………………」
「あれ?何で固まって……。(頬をつん)うわっ!?」
「……………………、行こう。(手をぎゅっ)」
「う、うん。それじゃあ皆さん、ありがとうございましたー」
「失礼します」




どうもありがとうございました。



「ちょ、ちょっとアレン。何でそんなに引っ張るの」
「早く二人きりになりたいんだよ。………………遠慮なく君とやりあうためにね」







『そして二人は足早に立ち去っていった。
以上でインタビュー報告を終る。アレン・ウォーカー氏と嬢の両名ご協力感謝いたします。』




















「「……………………………………」」


記事を読み終えた神田とラビは完全に沈黙していた。
どうにも言葉が出ない。
何だこれ。
インタビュアーも最後のまとめ投げてるし。
そんなことを考えれば、自然と半笑いになる。


そこに響いてきたのは大絶叫。


「「何だこれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」」


それも教団の端と端からだ。
まったく異なる場所に居ながら、同時に同じ言葉を叫ぶとはさすがだった。
すぐさま猛スピードで駆けてくる足音がし、ちょうど神田とラビの眼前で叫び声の主たちは合流した。


「何ですか、これは!!」
「それは私の台詞でしょ、何なのこれ!!」


言い合うアレンとの手には千切れんばかりに教団報が握られていた。
それで互いを叩きながら喧嘩調子の声が続く。


「僕だって知りませんでしたよ、こんなの!」
「あれってそういう趣旨だったの!?」
「勝手に記事にされるなんて!!」
「まさかまさかまさか……よ!!」
「首謀者は誰です!?」
「わからないけど、たぶん巻き毛とか眼鏡とか室長とかだと思うな!」
「よし、行きますよ!!」
「オッケー、狙うは大将の首のみ!!」


「「こうなったら全力実力行使だ!!!」」


息ピッタリで叫んだ二人は、今度は一緒になって駆け出した。
神田とラビは半笑いのままでそれを見送ったが、唐突に殺気を感じて飛びずさる。
遠くから伸びてきたアレンの左手に教団報を奪い取られたのだ。
強引にもぎ取られて宙を舞ったそれを、の光刃に跡形もなく消し飛ばす。
瞬く間に殲滅作業を終らせると、二人はもう振り返ることもなく廊下の向こうに去っていった。


「…………………………」
「…………………………」
「………………、なぁユウ」
「何だ」
「アイツらって、結局仲が良いのか悪いのか、どっちだと思う」
「死ぬほどどうでもいい」


振り下ろす刀の鋭さで神田は言い捨てて、そのまま踵を返す。
ラビは少し笑って肩をすくめた。
その手にはアレンが奪い損ねた教団報が、一ページだけ残っていた。


「ま、どっちでもいいさな」


そう呟きながら見つめる先には、アレンとの姿。
楽しそうに喧嘩をする二人の写真が一面を飾っていたのだった。




そうして数分もすることなく、教団は壊滅の危機に陥ることになる。












10万打記念、『アレンが答える彼女について100の質問』でした〜。
若干質問の趣旨とずれているものもありますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。
何だか二人がちゃんと答えてくれなかったんですよ……!いえ本人たちは至って真面目ですが。
さて、結局アレンとヒロインは仲が良いのか悪いのか。^^
微妙すぎて何とも言えませんね!(笑)
最後にラビが言っていた通り『どっちでもいい』が正解だと思います。
仲が良すぎて逆に仲が悪い、って感じですかね。

それでは最後に挨拶を。
ついに当サイトも10万打いたしました。これも全て皆様のおかげです。
ここまでお付合いくださったことに心から感謝いたします。
今後もよろしくしてくださると嬉しいです!
また、この場を借りて『TraumTur』の管理人氷崎瓊那さまに厚くお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!